情報を処理する力より、情報を編集する力の方が今後の世の中に必要とされてくる。
コンピューターの処理能力の凄さより、人間からアイディアが生まれる方がプレー側も見る側も楽しい。
ただ、情報を編集するにも、元々の情報の量が少ないと編集にも時間がかかるのと、編集の限界というか幅が決まるのではないかと思ってきた。
アイディアが出るにも素の何かから生まれることが多い。
まず自分が何がしたいのかと言う意志(内的要因)を強く要求もしてきたが、情報の量が少ない頭に待っていても中々出てこない。
ましてや、サッカーは相手がいることなので、自分の思考を待ってくれない。
そこで、外的要因により情報の量を詰め込み、処理する速さを強制的に求めることにより、身体に否応なしに対応させる。
そうすれば集中力が増し、困った時に臨機応変に対応出来る様になるのではないかと思ってきた。
しかし、難しいのはこの方法で詰め込んでいくと勉強と同じように楽しめず、苦しいものになってしまう可能性がある。
だから大事なのは、サッカーで言うならばその先にある楽しい絵、その情報を獲得するとこんな事が出来ると言うイメージを持たせられるかが鍵なのかもしれない。
誰しも知らないことを知ることは楽しいが、興味がないことは耳から聞こえもしない。
海外と比べるのは良くないが、当たり前にサッカーの試合が放送され、触れる機会が多い。
その為か、大人も子供もサッカーはこう言うスポーツと認識されている。
11人で1つのボールをゴールに入れるのに90分も動き続けて、ボールに触る時間は1分もない。
ほとんどボールを触っていない時間を過ごすスポーツを楽しめているのか?
そんな原点にも問いたくなるが、我々はそのスポーツが楽しくてたまらない。
その楽しいを伝えたい。
いや、伝えることではなく、感じてもらいたい。
サッカーは楽しいのだから。